新生ホームサービス 映画部部長の月刊 実は…(vol2)

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若い人は知らないかもしれませんが、「君の瞳に乾杯」という口にするのが恥ずかしいようなセリフを紳士淑女の皆さんはご存知かもしれませんね。これは「カサブランカ」と言う映画(当時は評判になった映画)に出てくる有名なセリフですが実は・・・・

このセリフの日本語訳は完全に意訳です。実際の英語のセリフは「Here’s looking at you, kid」です。

文法的には、中学生が書けば完全に間違っている口語ですね。意味も諸説ありますが、「そんな顔しないで今後を祝して」とか、「あなたの中に私はいるんだよ」なんてあります。でもこれは見事な和訳で、今や名台詞になっています。日本語ってすごいですね。

ただ、映画の中の訳が必ずしも良いとも限りません。私が好きな映画で「トゥルーロマンス」(1993年)という映画(映画批評サイトのRotten Tomatoesは、51件のレビューに基づき92%の評価を示し、評価の平均点は10点中7.5点)があります。監督はトニースコット、クリスチャンスレーター主演です。脚本はなんとクエンティンタランティーノで、自身の映画製作のお金を稼ぐために脚本をトニースコットに売ったと噂されている映画です。タランティーノ作品らしく、映画の中で好きな映画やポスターを流すシーンがあり(男たちの挽歌を見ているシーンや千葉真一のポスター有)、映画好きならその点も面白く見れます。しかもちょい役でゲイリーオールドマン、ブラッドピット(本当にちょい役でセリフも少ない)、クリストファーウォーケン、デニスホッパーが出ています。ヴァル・キルマーに至っては顔が出ない(鏡越しにサングラスをかけたシーンしかない)役と、その後のタランティーノ映画の配役に近いものがあります。
この映画が好きで何度も見ているうちに英語のセリフを覚えたのですが、覚えてみると日本語訳がかっこよくないことに気が付きました。違う訳をした方がかっこいいセリフなのに、と感じて英語を勉強しようと思った映画です。

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